
起源は中国。記録では17世紀に朝鮮に定着しました。中国では庶民的な料理でありましたが、逆に朝鮮では宮廷料理として定着したのが面白いです。各地方の特産物をそれぞれ特性に合わせて調理して、盛り合わせ、見た目まで重視した宮廷料理です。
あの時は麺ではなく「雉(きじ)」の肉を細長くちぎってました。もっとヘルシーな感じでしたね。
上で説明したように、材料を「それぞれ」調理するので、韓国でも手がかかる難易度高い料理の一つです。
各素材の「特性」を生かす料理なので、一気に調理すると素材の風味が落ちてしまいます。鉄板焼きみたいに一気に炒めたりする調理方法は韓国より、中華に近いと思います。
手順が長いので韓国では特別な日に作るイメージがあります。(葬式・お誕生日・おもてなし料理・パーティーなど)
麺を使うので保存が難しい料理です。冷蔵庫で保存すると、すぐ固くなるのですが、フライパンにごま油をひいて軽く炒めるといいです。
ですが、出来れば作りたてですぐ召し上がることをおすすめします。
今は地方の特産品を使ったり、その土地ならではの味付けのレシピも多くあります。僕は「海鮮チャプチェ」と「牛肉チャプチェ」が好きです。「海鮮チャプチェ」は港街の色で、アワビ(実はこれが入るから好き!)、エビ・イカ・タコ・貝類など様々な海物が入ります。ソウルや伝統のチャプチェとは違う美味しさ!皆様も機会があれば是非!
『いんくんの彼女をキレイにするファン韓ごはん』(光文社)/撮影・小林愛香
「いんくんの彼女をキレイにするファン韓ごはん」に載っている「チャプチェ」は、もうちょっと作りやすく!いんくん流に考案したレシピです。是非皆さんにも本格的なチャプチェを食べて欲しいです!
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